10月11日の国際ガールズデーに先駆けて行われたのは、eBay Japanから若草プロジェクトへの寄付贈呈式。若草プロジェクトから代表呼びかけ人の村木厚子さん、eBay Japanから代表取締役のグ ジャヒョンさんが参加して行われました。
「若草プロジェクト」の支援活動って?
メディアも参加して行われた寄付贈呈式では、村木厚子さんによる活動内容の紹介がありました。村木さんは元厚生労働省事務次官。プロジェクトを立ち上げるきっかけとなったのは、瀬戸内寂聴さんからの「私たち、まだやり残したことがあるわよね? 若い女性が心配じゃない?」という言葉でした。
貧困や虐待、DV、性的搾取や育児ノイローゼなど、社会が抱える問題に苦しみ、生きづらさを感じる若い女性たちは日本にも大勢います。彼女たちを支援しているのが、若草プロジェクト。その活動は、「つなぐ」、「まなぶ」、「ひろめる」の3つの事業で成り立っています。
大きな柱となる「つなぐ」は、女性たちと支援者、支援者同士、各種施設などの支援現場と企業などをマッチングすること。そのため同プロジェクトでは「TsunAが~る」というデジタルプラットフォームを持っています。そして、こうした女性たちの現状を理解して支援の方法を「まなぶ」ため研修会などの実施。さらに、問題の深刻さを社会に理解してもらうため「ひろめる」活動も積極的に行っているのです。
日本初の支援のカタチ、女性たちに“学び”を!
eBay Japanが新たに支援を開始するのは、女性たち自身への“学び”の提供。生きづらさを感じる女性たちが犯罪や薬物依存に陥らないよう、立ち上がる機会を持ってもらうのが狙いです。村木さんによると、女性たちは会社を見学するだけでも新たな職業を発見して夢を持つことができるのだそう。“なりたい自分への体験”、企業が自分を応援してくれているという実感は、行政やNPO団体が行う支援とは違った意義があります。eBayグローバルでは20年前から年間13億ドルの寄付を行っていますが、“学び”の支援はeBay Japanが国内初の試み。今後、社内や物流倉庫などの見学を計画しています。
現在、生きづらさを感じていたら、「若草プロジェクト」ではLINEかメールで相談を受け付けています。
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