「寝スマホで夜ふかしちゃって、お肌がボロボロ…」
そんな夜型女子が多いことが、オーダーメイド枕の店「まくらぼ」が提供する、睡眠計測アプリ「睡眠ランキング」の計測データの調査結果(2021年1月7日時点)からわかりました。調査結果の中から、今回は美容に悩みのあるF1層(20歳~34歳女性)の睡眠スタイルに注目し、Futontoが睡眠学セミナーでも伝えている、今夜からできる「美容と健康にいい睡眠のポイント」をまとめました。
「ベッドに入った時間」=「就寝時間」ではない?10歳~20歳代は夜型ライフになりがち
今回の調査では、平均睡眠時間は20歳代の女性が「6時間33分」と最も長く、10歳代の女性がもっとも短い「5時間26分」という結果になりました。また30歳代以上の女性は平均6時半ごろには起床し、その分、睡眠時間も短くなりがちだということがわかります。
とりわけ若年層に目立つのが、平均就寝時間の遅さ。
特に10歳~20歳代は深夜1~2時を過ぎてから眠る習慣があり、平均起床時間も8時前後とゆっくり。睡眠時間を計測するような健康意識が高いユーザーでも、夜型になりがちな若年女性のライフスタイルが浮かび上がります。
2020年9月に発表された総務省のアンケート調査(※)でも、夜のおうち時間の「インターネット利用」が10歳~30歳代で目立ち、「ベッドでもスマホ」という若者のリラックスタイムの過ごし方がわかります。
※出典:令和元年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書(総務省)
-- https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01iicp01_02000094.html --
美肌も美ボディも!知っておきたい「質のいい睡眠」のポイント
「睡眠は最強の美容法!」と、「ミス・ワールド・ジャパン」の睡眠セミナーでも講師を務めるスリープマイスター・Futonto代表取締役の齊藤氏は、睡眠のはたす重要な役割を下記のように語っています。
・睡眠ホルモン(メラトニン)の分泌による、肌荒れの原因・活性酸素の除去とエイジングケア効果
・「成長ホルモン」の分泌による、肌のダメージ修復と新陳代謝の促進効果
・規則正しい睡眠で体内時計(サーカディアンリズム)が整うと、糖質と脂質の代謝が促され痩せやすい体質に
とはいえ、仕事にプライベートに忙しいF1層の女子が、理想の睡眠時間を確保するのは大変です。まずは、寝はじめの3時間をぐっすりと眠ることを心がけてみましょう。就寝直後に深い眠りをとると、「成長ホルモン」の分泌が活発になり美容効果が高まりますよ。
寝つきをよくするポイントとして、Futonto齊藤氏によると「内臓の温度(深部体温)と光のコントロールが重要」と指摘しています。
朝、起きたら太陽の光を浴びる
体内時計がリセットされて、その日の夜の寝つきがよくなる
ブルーライトをカットするスマートフォン機能を利用する
iPhoneなら「Night Shift」機能、Androidなら「ブルーライトカット」機能
ベッドに入る3時間前に食事を、1時間前にお風呂を済ませる
内臓の温度が下がると眠気を感じるため、寝る直前には体温が上がるお風呂や食事を避ける
どうしても眠い朝は、カーテンを開けてから二度寝する
まぶたを閉じていても太陽の光で体内時計がリセットされ、その日の夜の寝つきがよくなる
理想の睡眠時間は人それぞれ。まずは自分の睡眠の傾向を知って、ぐっすりと熟睡感を持てる、お肌と健康にやさしい快眠ライフを目指しましょう。
睡眠計測&目覚ましアプリ「睡眠ランキング」とは
無料の睡眠計測アプリ「睡眠ランキング」は、目覚ましアラームとして使用するだけで、就寝・起床リズム、美容、いびきの有無など8つの評価項目を「睡眠スコア」として100点満点で点数化し、睡眠を「見える化」して睡眠習慣の改善をサポートします。
【調査概要】
・調査実施日:2021年1月7日(対象年月:2018年10月~2021年1月)
・調査方法 :「睡眠ランキング」アプリ計測データ
・調査人数 :125名
・調査対象 :全国10~69歳の「美容」に関心のある女性